「不快に思う人がいるからやめろ」というクレームは不快だからやめろ
その言葉そのままお返しするわ
スーパーとかのお客様の声みたいなやつとか、今ではたいていネット上とかでたまに「〇〇は不快に思う人がいるからやめてください」とか見かけることがある。
この「不快に思う人」の主語ってたいていLGBT系の人だったり、高齢者だったり、障害者だったり、外国人だったりするんだけど、それとは関係なく「〇〇は不快に思う人がいるからやめてください」って意見のつけかたはすっげームカつく。
なんか主語をマイノリティ側によせて意見してるように見えるけど、これ結局自分が不快だと思ったから意見してるんじゃないの?
だいたい不快に思う人ってじゃあどこのどいつだよ、具体的にアンケートなり調査なりしたのかよと。
でもここでじゃあ不快に思っている人が少数なのでその意見は取り合わないとは言いません。少数だろうと、たとえ一人だろうと(その一人がクレームを出した本人だとしても)不快に思う人がいるという事実は変わらない。
だから言わせてくれ。
「『不快に思う人がいるからやめてください』って意見は不快に思う人がいるからやめてください」
当然上記の理屈だって認められるべきだ。さてこの理屈いったいどんな反論を返してくれるのだろうか。
まずは自分の問題
結局、あるサービスやできごとについてどう思うかは個人の感覚でしかない。個人の問題を主語を広げてあたかも社会問題であるかのように騒ぎ立てることがおかしいのだ。
何か意見したいなら余計な言葉の修飾や主語を広げるのはやめて事実をありのままに伝えればいい。
要は「私が不快に思うからやめてほしい」そう言えばいいのである。
そのうえで人と話し合いをしたり、冷静になって状況や思考を整理するという段階を経て自分事の問題が他人にかかわる問題、ひいては世論や制度を変えなくてはいけない社会問題へと発展していくかもしれないし。