飲食店は積極的に「前払い精算」を導入してほしい
先日居酒屋のランチ定食をやってるお店に入った。
そのお店は初めて入る店で、ランチメニューにある豚丼を注文しようとした。
店員さんがおしぼりと水を渡してくれるタイミングで注文しようとすると
「当店前払い制となっております」
と言われた。
なるほど、そういうシステムか。これはすごく合理的だ。
後払い精算との違い
料金前払いは後払いに比べていくつもメリットがある。
・お店から見て食い逃げされることがない
・万が一手持ちのお金が無かった場合にリカバリーが効く
・退店がスムーズ
ぱっと思いつくのでもこのくらいか。少し補足していこう。
・お店から見て食い逃げされることがない
お店は料金を受け取ってからメニューの提供準備を始めるので安心
・万が一手持ちのお金が無かった場合にリカバリーが効く
食べようと思ったメニューの料金が手元にない、クレジットカードや電子マネー等のキャッシュレスに対応していない、などの状況に会計時に気づくのは最悪。自分も恥ずかしいし店にも迷惑がかかる。お互いスマートじゃない。
前払い制であれば注文時に注文をキャンセルしたり、あるいはお店を出る等の対応をとることができる。誰も不幸にならない。
・退店がスムーズ
食後の一服もすんでさて店を出るかというタイミングで他の客と店を出るタイミングが被ったり、先に会計をしている客がやたら時間がかかったりしてることがある。
自分の出たいタイミングで店を出ることができないというのは私にとってはなかなかストレスが貯まる。あとはあきらかにホールの人員が足りてなくてレジで待っててもなかなか店員が会計をしに来ないときとか。根本的に待つのが嫌い。
上記のデメリットが前払い精算であればゼロだ。
食券制との違い
主要な会計方法であれば食券制があるが、食券制と比較しても前払い精算の方がメリットがあると感じる。
食券制のデメリット、それは商品がどこにあるかわかりづらいという点にある。
初めて行く店や期間でメニューが変わる店はどこに何のメニューがあるかわかりづらい…いやわからない。
老人なんかは結局メニューがどこにあるかわからないから店員を呼んで対応させたり、食券機など無視して直接店員にメニューを伝えようとする猛者もいる。ぶっちゃけ私も初めて行く店の食券機は自分が食べたいメニューのボタンの位置がわからないので気持ちはわかる。
その点冒頭のお店は普通に座席に見やすいメニューがあって口頭で豚丼と注文してお金を払うだけである。
シンプル・イズ・ベスト。
あとは食券機自体が故障するとかいうケースもあるしね。
もっと料金前払いの飲食店が増えてもいいなというお話でした。