雑念記~徒然なるままに毒舌

日々自分が考えたり感じたりしたことを徒然なるままに記し、己の思考の履歴を残していく。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト 2nd ライブ Starry Desertを観て

舞台とは?ライブとは?現実とは?フィクションとは?

 

2018年12月22日、パシフィコ横浜国立大ホールにて『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の2ndライブ『Starry Desert』が行われた。

イベント | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

 

幸運にも私は昼の部・夜の部ともにチケットを入手することができたので鑑賞してきた。

一言だけ言おう。とんでもないものを観た。

 

まずはセトリをみてもらいたい。

 

 この中でシークフェルト音楽学院によるオープニングアクトも含めると未発売曲は以下となる。

 

プラチナ・フォルテ

舞台プレパレイション

恋は太陽

You are a ghost, I am a ghost ~劇場のゴースト~

約束タワー

 

厳密に言えばシークフェルト音楽学院による『ディスカバリー!』も未発売。

 

かなり新曲(ガチ)の割合が多いライブだったと言える。

 

だがそれ以上に度肝を抜かれたのは「アニメで使われたレヴュー曲をすべて披露する」というものである。

もちろんアニメで使用されたレヴュー曲をライブでも聞きたいという声はファンの中でも確かにあった。

 

だが

それでも

 

マジにやるとは――しかも全曲やるとは思わないではないか。

しかも本編の順に沿って、本編の台詞を入れたりちょっと付け加えたりしている。バックではアニメ本編の映像が流れ、その映像に近しい感じで殺陣も盛り込まれている。舞台とアニメの映像がリンクする。もちろんキリンの声もある。

 

常々二層展開式少女歌劇と銘打ってこれまで舞台・ライブ・アニメをこなしてきたキャスト達。それぞれ独立していたコンテンツを今回一気にひとかたまりのコンテンツとしてぶつけてきた。

 

その相乗効果は想像以上の感動を私たちにもたらしてくれた。

もう開演前の運営の手際の悪さなど忘却の彼方であるスタァライトキメちまえばそんなもの些細な問題だったのだ。

 

世界を灰にするまで

新感覚ライブの幕開けとなる一曲目。

純那とひかりが殺陣を演じながら歌い上げる。とんでもねえ…。この曲だけ華恋のあの変身バンクの演出が入る。

 

The Star Knows

純那が射る矢はレーザー照明で演出されていた。後述するがこれが前の席だと気づかなくって、夜の部で後方座席からだととても綺麗に見えたので新発見があった。

 

誇りと驕り

圧倒的真矢様。まさにThis is 天堂真矢。決してつくね棒大好きな愉快なお姉さんではない。よく似た別人である。

とはいえ冗談抜きにミュージカル女優富田麻帆の真髄を見た気がする。

 

恋の魔球

レヴュー曲パートは「劇場なので」という理由で(あとずっとスタンディングしてるのも疲れるよねという配慮もあって)着席して観ていたのだが、この曲が一番盛り上がった。

パシフィコ横浜内を逃げ回る華恋。飛び出しぼうやのパネル。バッティング勝負。まひるバトントワリング。これでもかと盛り上がる要素をぶち込んでいた。

 

花咲か唄

これもなかなか盛り上がった曲。途中なぜかマイクスタンドのようなものがあったけど、双葉が使うとカッコイイ。ラストの方では桜の花びらを形どった発砲スチロールが上から舞い散っていた。照明のおかげできちんとピンクの桜の花びらのように遠目からは見える。

 

RE:CREATE

ひかりがキラめきを再生産するところがキレイ。もう語彙力が失われてきた

 

星々の絆

舞台の上のほうに99期聖翔祭のマークが出ていた。ばななカッコよかった。だから語彙力。あとは最後のアニメ映像のじゅんなななのやり取りが尊い

 

Star Divine フィナーレ

真矢様とクロちゃんが手をとって連携するところを再現してた。でもどう贔屓目に見てもあそこはコントの様にしか見えんかった。ここもラストにアニメ映像あり。

真矢様による「私のクロディーヌ

 

はい、尊い

 

舞台少女心得 幕間

客席に降りる演出。客席側にきたのは華恋、純那、まひる、ばなな。ばななはひとりで舞台に上がっていった。昼の部では遠かったが夜の部では私の目の前を華恋が通っていった。マジエモい。

 

スタァライト

これも夜の部の方が舞台演出がよく見えた。ひかれん良き哉。尊い

 

あとすごいのは華恋役の小山百代さんですよ。

ほぼ出ずっぱりなわけで。しかも昼・夜の2公演。昼と夜とでインターバル1時間くらいしかないからね。

 

まあとにかく、すげえ感動したよ!!ということです。

 

その他感想

あとはちょこちょことしたことを追記。

【昼の部】

・席は1階の前から4列目だった。良い席過ぎてもう一度座席を確認しに入口まで戻った。

・そのためモニタなんかいらないくらいキャストの顔がハッキリ見えました。

・ロマンティッククルージンではスモークの演出があったけど、スモークめっちゃ出て舞台上が何も見えなくなってた。

・劇場のゴーストの最後のひかり(三森さん)の笑顔…

萌香のトークは天才的

 

【夜の部】

・席は1階の中央部分。ただしステージ真正面。

・舞台全体が見えるため昼の部では気づかなかった演出に気付くことができた。

・舞台少女心得で華恋が目の前を!!

・昼の部の失敗を反省してかロマンティッククルージンのスモークの量が10分の1くらいになってた。さすがにビビり過ぎである。

・開場、開演が遅れたため昼の部に比べMCが全体的に巻きだった。最初の自己紹介は昼の部ではランダムだった気がするが夜の部では順番がふられているみたいだった。

・巻きの成果があったのか最後の挨拶では昼の部より尺が長かった気がしないでもない。

萌香のトークは天才的

 

とりあえず声を大にして言いたいのは、前の方の席 = 良い席とは限らないということ。

スタァライトのような舞台芸術は舞台あるいは会場そのものが舞台装置となるため前過ぎると舞台の全景が捉えられなくて演出に気付きにくくなる可能性が非常に高い。今回でいえば純那の矢と華恋のタワーのところだ。

 

最後の挨拶で萌香は『スタァライトの輪を広げたい』って言ってました。微力ながら私もその輪を広げる力添えができれば、と思っています。

 

  

  

 

 

 

 スタァライトはいいぞ(迫真)

 

2019/1/15追記

途中から華恋の字が間違っていたから修正。あと約束タワーエモい。