雑念記~徒然なるままに毒舌

日々自分が考えたり感じたりしたことを徒然なるままに記し、己の思考の履歴を残していく。

わしも過去を懐かしむような齢になっちまった~プロ野球動員数増加のニュースから

増えているプロ野球の観客動員数

 

www.nikkansports.com

 

記事によるとセリーグは3年連続の動員増で昨年より1.5%増加。パリーグは昨年より1.8%増加らしい。

 

人口減少社会、野球人口の減少というニュースを目にする一方で近年はプロ野球の観客動員数の調子はだいぶいいようだ。

実際にたまには野球でも見に行くかーと思ってみても土日や連休だとまずチケットが手に入らなかったりする。

10年ほど前では考えられなかった事態だ。

 

それでもなんとかチケットを入手していってみると試合前からイベントのようなものがあったり、試合中でも観客参加型の抽選イベントがあったりと、いわゆるボールパーク化してるんだなーということがわかる。

 

昔に比べて女性客も増えているのは体感として感じている。「カープ女子」なんかその象徴なんだろう。

 

毎日のテレビ中継が癌だったのでは

動員数の増加とは対照的に地上波での野球中継はほぼ壊滅した。今ではオールスターと日本シリーズWBCとかそのあたりくらいしか地上波では中継しないだろう。

そこから考えると一見野球を目にする機会が減るのだから、野球に興味をもつ人も減ると考えるのが普通な気がするが実態はその逆になっている。

 

だが思うに地上波での野球中継はヘイトしか集めていなかった

 

まず見たい番組が簡単につぶれる。小学生くらいの頃はふつうにテレビっ子だったので好きなアニメだったりバラエティ番組だったりあったが、野球があると簡単につぶされていた。木曜日にやっていた「週刊ストーリーランド」なんかは私は好きだったが、体感として2週に1回くらいのペースでつぶされてたんじゃないか?

 

あとは延長が中途半端。21時から後番組を押してまで放送を延長する。そのくせ20分延長しておきながらその時間の枠がなくなると、それがたとえあとアウト1つ、ストライク1つの状況でも放送を打ち切る。意外とこういうケースは多かった。

 

これで野球中継にヘイトがたまらない方が不思議である。

 

で、しだいに専門チャンネルが発展していって地上波での野球中継の視聴率も落ち込み、今にいたる。

 

結局「毎日野球が無料でテレビで観れる」という状況が野球の価値を下げていたのだろう。

 

あのうさぶれた感じをもう一度?

実際に野球観戦に行くとわかると思うが、案外何やっているかわかりづらい。

球種もコースも観客席からだと判別がつきにくいし、フライがあがるとボールを見失う。ファールボールはすごい勢いでとんでくるから危ないし、外野席なんか大声出しに行っているだけで試合なんか見ちゃいない。

今では客も増えたのでフードエリアはもちろん、男子トイレでも行列が発生している。そのため席をたっている間は結局テレビ画面で戦況を確認するしかできないしね。

 

でも楽しいですよ。

 

特に私なんかはセリーグは横浜、パリーグ日本ハム派だったので観戦は基本、横浜スタジアムか東京ドームばかり。(日ハムが北海道移転する前の話やね)

 

横浜なんか10年くらい前は暗黒記で観客なんかろくに入っていなかったし、日ハムも北海道移転前は土日のデイゲームでも当日券で余裕で良い席取れたりしたわけで。

 

そんな時代を知っていると今の賑やかなボールパーク状態も楽しいとは思いつつ、どこか肩身が狭い思いもある。実際に球場の観客席って間隔狭いし。