怒りとは
人間の感情で一番コントロールできる感情は「怒り」だと思っている。
ここでいうコントロールとは、状況や相手に対してその感情を露出させるかさせないかといったものである。
つまり感情自体は発生しているけれど、その感情を他の人間にわかるように露出させるか否かという観点だ。
怒りは相手と状況によってその露出を使い分けている。
例えばあなたが街を歩いていて、いきなり誰かに足を思いっきり踏みつけられたとしよう。いきなり足を踏みつけられてあなたは怒りを覚える。あなたの足を踏みつけてきた人が見知らぬ子どもだったら、あなたはその子どもに対して怒りますか?
怒ると答えた方、足を踏みつけた人物が、あなたが勤める会社の上司でも同様に怒りますか?
怒らないと答えた方、足を踏みつけた人物が、あなたの嫌いな人でも同様に怒らないですか?
怒るという行為を他人に向けるとき、自分が勝てそうな相手や自分より弱い相手に対しては強気に怒ることができますが、自分より立場が上だったり自分が勝てそうにない相手には強く怒ることがなかなかできないと思います。
と、思っていたら同じことを言っているブログを見つけました。
アドラーですね。
ちなみに感情を露出させるという意味でのコントロールが一番難しいのは「笑い」だと思っています。
口元がにやけたりするのを我慢して抑えるのって難しいじゃないですか。
怒りは我慢して人にわからないようにすることはそんなに難しくないけれど、笑いは人にわからないようにするって難しい…というか無理だと思う。
笑いを我慢してるってそれだけでもう色々な表情筋使って不自然に見えるし。