飲酒運転がなくならないのは自動車メーカーの怠惰である
やめなさいと言われてやめる人ははじめからやらない
3月。卒業式や歓送迎会や年度末の納会。4月にかけてはお花見。4月に入ればまた新歓やらなんやらとお酒が活躍する季節。
お酒に触れる機会が多くなるとやっぱり飲酒運転も増えるんだろうなーと危惧する。
飲酒運転で捕まれば一発で免停。累積の罰則があれば取り消しもあるくらいに飲酒運転は厳罰化されている。この法改正自体もだいぶ何年も前に厳罰化されているから飲酒運転の罪の重さを知らない人はちょっと日常生活を送れるかどうかのレベルで頭がヤバい。きっとアルコールで脳がやられてしまったのだろう。可哀相に。
もちろん罪の重さを自覚しながら、それでも「ちょっとくらい」という軽い気持ちで飲酒運転してる人がほとんどだろう。まあ検問とかにひっかからない限りそうそう見つかるもんでもないし…みたいな。
でさ、警察とか行政は「飲酒運転は止めましょう」とかセンスのかけらもないポスターを税金でつくって、なんかよくわからんキャンペーン定期的にやるけどさ。無駄だよね。いや無駄は言い過ぎか。死亡事故数自体は年々減っているみたいだし。でもゼロにはならない、絶対に。ポスター見て「あっ、飲酒運転止めよう」ってなる人ははじめから酒飲む場に車で行ったりしない、もしくは代行とか頼む人種だから。
車を運転できないシステムづくりが一番の解決法
飲酒運転がなくならない理由。それはモラルのない人たちがいることが直接的な原因だとは僕は思わない。根本的には運転できる能力や状況でもないのに車を運転できる状態なのが悪いと思っている。
要は呼気判定機を車に搭載して規定の数値を上回った場合はエンジンがかからないようにすればいい。それだけのことで飲酒運転はだいぶ撲滅できる。
だいぶと言ったのはお酒を飲んでない人が代わりに呼気判定機に息を吹きかけてエンジンをかける場合が想定されるからだ。ただその場合は明確な意思をもって飲酒運転をしたとして一発免許取り消しにしてしまえばいい。
ある条件をクリアしないとエンジンがかからない自動車。似たような例え話としては免許不携帯や無免許運転もだいぶ防げるようになる。
運転免許証を車に差し込まないとエンジンがかからないようにする。これだけで免許不携帯や無免許運転はだいぶ減るはずだ。この仕組みがあると、例えば認知症を理由に免許を返納した高齢者がボケて車を動かすことも防げる。特にデメリットが思い浮かばない。
まとめると
・運転免許証を車に差し込んで
・車に搭載された呼気判定機でアルコール量を検知したうえで
はじめてエンジンがかかる仕組みがセーフティな自動車といえないだろうか。
僕、こういう車を開発しないのは自動車メーカーの怠惰だとしか思えないんだよね。
上であげた仕組み、技術的にはそんなに難しくないはずなのよ。今の運転免許証はICチップが搭載されているわけだし。自動運転なんかよりよっぽど楽なはず。
なのにやらない。
きっとそこまでガチガチにすると車買ってくれる人がまた減っちゃうって恐れているんだ。
でもひとつ間違えれば人の命をいくらでも奪える危険なものでもあるのだから、そういう安全性を重視してもいいのではないかなーと思う。
まあ、とりあえず飲酒運転は止めましょうってことで。