これをすれば大丈夫という極端思考が蔓延している
インフルエンザは水をこまめに飲むだけで予防になる?
私が勤務している会社では絶賛インフルエンザが大流行している。
インフルエンザの予防策として代表的なのが、まずは手洗い・うがいだろう。その次に予防接種を受けるとかアルコールで除菌するとかそのあたりがまっさきに思い浮かぶ人が多いと思う。
だが昨年あたりからTwitterとかネット界隈を中心にある予防策が取り上げられている。
それは15分おきに水分をとることだそうだ。
のどなんかの粘膜に菌が付着しても20分以内なら感染せず、水で胃に流し込んでしまって胃酸で菌をやっつけてしまうというものらしい。
記事自体は1年前のもの
だがその一方で当然効果が無いという意見もある。
例えば排泄物からインフルエンザの菌が発見されたとか、鼻の穴に付着した菌はどうするのかといった感じの意見をどこかでちらほらと見かけた。
個人的にはこまめに水分をとるのは予防法として別段悪くないと思う。
冬季でも脱水症状は発生するというし、乾燥してるのはよくないし。
学校とかでインフルエンザが大流行するのって子供の免疫力とか集団で同じ空間にいるからという理由だけじゃなくて、授業中に水分とれないからっても真面目にあるんじゃないかと思ってるし。
でもなかには「インフルエンザは水分こまめにとってりゃ手洗いもうがいもあまり意味はないし、予防接種受けても型が違えば意味がない」まで言い切る人もちらほらどこかのネット上で見た。(ソースとなりそうなサイトやtwitterを見かけたがもう一度見つけることができなかった。スクショかなんかとっとくべきだった。反省)
いや、それは極論だろうと思うわけだ。
別にこまめに水分とって手洗いうがいして、予防接種受ければいいだけなんじゃないのかと。
別にこれを選んだからこっちを選んではいけないなんて制約は一切ない。
効果ありそうなものは全部試してみればいいだけのこと。
なまじ新しい知識とか知っちゃうとそれが真実だと思うのは人の性なのかな。
一つの問題に一つの答えとは限らない
私はこういう思考ってものすごい危なさを感じてるわけ。
インフルエンザの予防法がという話から、この問題にはこう対応すればいいって一つに決めつけすぎてないかっていう危うさを思ったのよ。
昔ダイエットに納豆が効くとTVで紹介された翌日に納豆がどこも完売になったことがあった。
この程度ならまだ笑い話だ。
労働力が将来的に不足するから外国から移民を受け入れて労働力にしよう。
これははたして笑い話だろうか。
まるで労働力不足という問題は移民を受け入れれば万事解決するといわんばかりの戯言だ。
他に案や策はいくらでもあるはずなのに。
まったく移民を取り入れるなとは言わない。だけど移民は受け入れつつも、受け入れる枠や条件はきっちり決めてまずは日本国内にある(眠っている)労働力だったり、RPAやロボット、AI技術とかを活用していくための法整備や制度の策定をしていくべきなんじゃないの?
他に答えがあるのに一つだけの答えにしがみつくのは、そのたった一つの答えが単に自分にとって心地よい都合のいい答えだから、他人が何と言おうと受け入れない。
でもそのオナニーで周囲の人間が迷惑を受けるなら、そのオナニストは断罪されるべきである。
水分こまめにとっていてもインフルエンザにかかるときはかかる。
そのときにあなた一人だけならまだいいが、他人にインフルエンザ撒き散らしているのだとしたら迷惑千万である。