雑念記~徒然なるままに毒舌

日々自分が考えたり感じたりしたことを徒然なるままに記し、己の思考の履歴を残していく。

優秀であれば就職には困らないという言説にもやっとする

 

優秀とは何か

 

仕事におけるキャリアの積み方に対する考え方はかつての終身雇用型から大きくシフトしている。

とかく語られるのは「大企業に入社したからといって一生安泰とは限らない」「その会社だけでしか通用しないスキルではなく、どこにいっても通用するスキルを身につけよう」といったキャリア論だ。

つまり会社におんぶにだっこではなく、自ら能動的に身につけるスキルや歩みたいキャリアを意識して戦略的に働いていこうという類の、まあ意識高い提言だ。

 

この理屈自体は何も間違っていない。時代や状況に合わせて自分の生き方を柔軟に変えることは大切だ。

それゆえに私はこの理屈にもやっとするものを感じている。もやっとするのは頭で考えれば正しいが、何か見落としていることがあるという違和感からだと思う。徒然なるままに書き起こしてみよう。

 

・優秀であれば就職や転職でさほど苦労することはない

この意見に異を唱える人はいるだろうか。おそらくいないと思う。だが上記の意見はあまりに漠としている。優秀であれば――では優秀とは何をもって判断しているのか?

 

まずはキャリアを積んだ中途採用のパターンで考えてみよう。

経理なら簿記1級を持っている? 営業職なら昨年の売上10億稼いだ? エンジニアなら最新の技術動向に詳しく技術書なんか執筆してる? 

――確かにそれぞれで優秀さを表す実績があることは間違いない。だがそれは同じフィールドで転職する場合だ。経理から営業への転職なら簿記1級は評価されないかもしれない。営業からエンジニアへの転職なら「Hello World」のコードも書けなければ評価されないかもしれない。エンジニアから経理への転職なら借方貸方がわからなければ評価されない。

 

会社の採用における優秀さとはフィールドによって大きく変わるパラメータにすぎない。ある場面では無能扱いだけどある場面では頼られる。どの場面でも頼りになるようなスーパーマンは早々いない。

林先生がなにかのテレビで言っていたように自分ができること・得意なことを仕事にするとうまくいく。自分が輝けるフィールドを見つけ出すことがまず優秀になることの第一歩なのだろう。

 

新卒に求めている優秀さとは?

 

では新卒の場合はどうだろうか。彼ら彼女らの大半――いやほとんどは就業経験がない。(就業経験がないからこその新卒なのだが)

仮に大学や院で専門分野をみっちり研究してきたとしても、仕事や実務の場ではちょっと使い物にならないということは往々にしてある。

端的にいえば新卒のほとんどは会社にとってのお荷物。実際採用は中途に限定している会社も数多く存在する。

 

企業はそのお荷物の中から将来会社に利益を与えてくれるであろう人物を採用する。ではそのとき決め手になるものは何か。企業が新卒に求めるものはこれである。

 

resemom.jp

 

注目ポイントはコミュニケーション能力と主体性らしい。

 

 

 

要は主体性があるように振る舞って物おじせずコミュニケーションとれればいいですよ、と言っているのだ。そこにスキルや能力といったものはさほど重要視されていない。

――いやコミュニケーション能力も立派なスキルの一つではあるが…

 

 

新卒一括採用を批判することによって生まれる断絶

 

キャリアに求める優秀さとは、実績と実際に今もっている実務レベルのスキル。

 

新卒に求める優秀さとはコミュニケーション能力と主体性。

 

一口に優秀といっても立場や自分が今おかれている状況によってその定義は変わる。新卒であればスキル面での優秀さはさほど求められない。中途であれば目先の仕事をこなせるくらいの能力があればOK。そんなもんである。

 

だがそれを旧態依然、時代の流れについていけないと考える者もいる。冒頭で述べたような意識高い人たちだ。たいてい若くして起業して成功を収めていたりして発言力も説得力もある。ブログとかtwitterとかその界隈を探せばうじゃうじゃ出てくる。

 

 

要は通年採用にして新卒という概念を無くし、インターン等で実際に働かせてみて使えそうだったそのまま採用――ということが良いよねというお話。

 

なるほど合理的だ。実際新卒の3割が入社した会社を3年以内で退職しているというデータもいたるところで目にするし、実際に働いてみて自分が本当にマッチングしたと思える企業に入社を決めることは双方にとってもメリットの方が大きい。

 

だけどね、上記の採用方法が完全に一般化したときに私はどうしようもない不公平感があるわけよ。

その採用可否を決めるてめーらは新卒時代をポテンシャル採用で乗り切ってんじゃねーかって。

自分たちはポテンシャルとか将来性とかいう甘い採用基準で社会人スタート切ることができて、自分がいっぱしに仕事できる人間になったら新卒からある程度仕事できる人間しか採用しないってことを言ってるに近い。人を育てるという意識が全然ない。いや、人を育てないといけないという義務も責任もないのは確かなんだけどなんだかなぁ~って。

 

貧富の再生産ならぬ優秀さの再生産。まあ優秀とみなされないやつはお金もらえないので結局は貧富の再生産か。

 

 

優秀であればいいというなら既存社員のクビをどんどん斬る必要がある

 

結局これって先行者利益みたいなもんだと思ってる。

というのもどの企業も採用できる人数には限りがある。従業員数100名の会社が応募者みんな優秀だからといって1000人採用するなんてことはありえない。

 

だから通年採用にしてインターンで働きぶりを見て採用を決めるというなら、もう一歩踏み込まないといけない。

それは既存社員で優秀でない者は雇用を切るというものだ。

 

例え話をしてみよう。

従業員1000名の会社があったとする。毎年100人の新卒を採用している。この会社は採用試験を筆記試験でやっており点数が高い者100名を採用することとしている。100名の採用は絶対で問題は毎年同じとする。

この条件で優秀さを示す尺度は試験の点数のみだ。

 

XX年度の得点分布はこんな感じ。

100点・・・90名

90点・・・10名

85点・・・10名

 

XY年度の得点分布はこんな感じ。

80点・・・80名

60点・・・20名

55点・・・10名

 

この場合XX年度の採用者の最低点数は90点となる。残念ながら85点の10名は不採用となってしまった。

しかしXY年度の採用者の最低点数は60点。採用者の最高点ですら80点だ。

 

出題される問題は毎年同じという条件なので結果だけ見ればXY年度の採用者よりXX年度の不採用者の方が優秀といえる。

 

それを各年度の点数競争なのだから仕方ない。世の中そんなもんだと言ってしまうのは簡単だ。(というより事実そうである)

 

だが問題はそこではなく、採用数を100名に絞っていることが優秀な人材を求めることと矛盾していないだろうか

新卒を100名採用するということがミッションではなく、優秀な社員を採用したいというのであればとるべき施策は1つ。既存社員にも同じ試験を受けさせて成績の悪い下位100名をクビにすればよいではないか。

 

で、仮にこんな結果が出たとしよう。

100点・・・応募者100名

95点・・・既存社員900名

90点・・・既存社員100名

 

採用すべき人材は誰なのか一目瞭然である。

 

「いや今この人にプロジェクトを抜けられたら困る」とかあるかもしれないが、その立場こそ仕事を通じて得た先行利益――いやもうはっきり言ってしまえば既得権益なのである。

優秀であれというならば、優秀な人が時の運なんかではなく実力でその座を勝ち取る世界にならなければ本来はいけない。

 

表題の言説は「もう自分の立場が危ぶまれることはない」という安穏とした――いわば上から目線の言説であろう。それをかなぐり捨てる勇気と覚悟、あるいは弱肉強食の世界上等俺こそが会社いやこの世界でトップクラスに有能だという自信があるならば優秀な人材を欲することや「優秀であれ」とアドバイスすることはかまわない。

 

そういう人は先ず正社員の解雇規制緩和運動から始めるべきだ。それが良い社会を生み出すかは別にして。

 

 

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Starry Konzertを観て

 

スタァライト初めてのオーケストラライブ

2019年3月31日。中野サンプラザにて昼と夜にスタァライト初のオーケストラライブが開催された。

revuestarlight.com

f:id:pppkagura:20190331234041j:plain


 

 

ライブビューイングもありです。

revuestarlight.com

 

前回の2ndライブはパシフィコ横浜国立大ホールでキャパ5000人に対して、今回の中野サンプラザのキャパは約2000人。2ndライブの半分以下である。

惜しくも私は昼の部・夜の部全滅となったためライブビューイングでの鑑賞となってしまった。無念。

 

2ndライブの感想はこちら 

worldly.hatenadiary.jp

 

以下セットリスト

・星のダイアローグ

・各話の劇伴&レヴュー曲(1話~2話)

スペシャルモノローグ(双葉&香子)

・各話の劇伴&レヴュー曲(3話~6話)

スペシャルモノローグ(真矢&クロディーヌ)

・MC&ジェスチャークイズ

・各話の劇伴&レヴュー曲(7話~8話)

スペシャルモノローグ(華恋&まひる&ひかり)

・各話の劇伴&レヴュー曲(9話~10話)

スペシャルモノローグ(純那&なな)

・各話の劇伴&レヴュー曲(11話~12話)

・Fly Me To the Star

(アンコール)

・約束タワー

・Star Divine

 

レヴュー曲のロットは違うかもしれない。スペシャルモノローグはいわゆる公開アフレコみたいなやつ。第100回聖翔祭『スタァライト』公演直後の舞台裏トーク的な感じ。

 

諸々の出来事と感想

今回のライブは夜の部のみライブビューイングだったので夜の部のことしか書けないけど。

 

・やはりオーケストラということか全体的に落ち着いた雰囲気。ペンライト振っている人は劇場ではほとんどいなかったかも。(前方席だったので後ろの方は知らない)

・スタンディングするような場面もなし。

・スペースに限りがあるため派手なダンスや動き回るような演出等はなく、しっかりと歌い上げるパフォーマンス

・露崎まひる役の岩田陽葵さんが4月3日誕生日とのことでみんなでお祝いの歌を歌う。はるちゃん泣く。それを見て百代も泣く

ジェスチャークイズ最後のトリが小泉萌香さん。テーマは「テンパる」 一生懸命テンパる演技をするも伝わらずパスを使う。なお九九組はテンパる演技をする小泉萌香を見てしきりに「小泉萌香」と回答を続けていたw

・じゅんなななのスペシャルモノローグの最後は萌香がアドリブをぶっこんで日向を巻き込む。なお最後の挨拶でしっかりと仕返しされた模様。ボスが悪い。

・ナイアガラの滝。アカン(by相羽あいな&三森すずこ

・まほ姉、恋の魔球出演叶わず。

・3/31はオーケストラの日らしい。なお指揮者の方は知らなかった模様。

萌香のトークは天才的

 

アニメのレヴュー曲を中心にするという構成は2ndライブに似ていたが、オーケストラをバックに歌を聴かせることに集中した今回のライブはまた一味違うものであった。

やはり悔やまれるのは現地に参戦できなかったことである。オーケストラは生で聴くと全然迫力が違うので…

 

色々新情報も展開された。直近はあの名ライブ『Starry Desert』のBlu-rayと新曲『百色リメイン』の発売が4/17に控えている。

 

 

百色リメインはジャケットの種類が複数ある。

 

 

また舞台#2 Transitionの再演も7月に控えている。これは行けるかどうかわからないが…

 

スタァライトはいいぞ(ダイマ

 

 

 

上京してきた新卒の方たちへ伝えたいこと~通勤電車編

 

新社会人へ向けてライフハックを広めたい!(数十人程度に)

もう3月も終わり来週、てか明後日には4月。

今年は4/1が月曜日から始まるうえに5月の大型連休は10連休となり、なかなか新卒1年目の社会人にはハードな暦となっている。

 

なので少しでも地方から上京して新生活を送る方たち向けにいくつかハック的なコツを教えたいと思う。飽きたらやめるけど。

 

今回は通勤について大したことではないがちょっとしたハックを広めておきたい。いや広めたいといってもひっそりと数十人くらいに広まればいいかなー程度で広まってほしい。このハックが広まると私が困るので。

 

満員電車は回避できる

地方から上京してまず驚かれるのは東京の通勤時の電車の混雑である。10両編成15両編成の車両が2~3分間隔でくるにもかかわらず常に満員。ぶっちゃけサラリーマンの体力の大半はこの通勤電車で奪われているといっても過言ではない。

 

私も電車通勤している身だ。だが私は通勤でひどく体力を奪われることはほとんどない。理由は単に満員電車を回避しているからだ。

 

満員電車を回避しているといっても誰も使わないような路線を乗り継いでとか、フレックスなのでオフピーク時に出勤とかそんなことではない。普通に朝のラッシュ時間帯に自宅から職場までの合理的なルートを使っている。だけどその実態はかなり悠々としたものである。

 

またそれは特別私が使用している路線がそもそも混雑がないのでは、と思う人がいるかもしれない。確かに路線や方向によって差はある。だが過去いくつかの職場を渡り歩いていたときでも今回記事にするコツを利用することでそこそこ快適な通勤を常に実現してきた。

話の流れで具体例を出すこともあるが、かなり汎用的なコツである。

しかも簡単。

 

ポイントは2つ

 

空いている車両、空いている時間を狙え

ちょっとしたダイヤの乱れはチャンス

 

もう少しポイントについて話していこう。

 

 

空いている車両、空いている時間を狙え

いきなり矛盾したことを言い出したと思わないでほしい。これはマジである。

例えば朝8時台の山手線内回り(新宿を基点とすると品川へ向かうやつ)だと先頭車両はめっちゃ混んでる。だけど後方車両の方へ行くと案外混んでないのである。タイミングによっては余裕で席に座れる。別に女性専用車両だからという訳ではない。本当に先頭車両と比べると雲泥の差レベルで混雑度が違うのである。

 

これについてはJRもポスターを張ったり駅員がアナウンスしているのでスマホから目を上げたりイヤホンを外してみたりして確認してほしい。アプリなんかもある。

 

f:id:pppkagura:20190330141218j:plain

 

また朝はJR、メトロ問わずほんとに数分間隔で電車が来る。別に1本2本乗り過ごしたところで慌てることはない。電車がバンバン走っているのを横目に空いている車両のところまで移動しよう。ちなみに移動ってのは駅のホームからだぞ。間違っても車内で移動しようとするな。殺されるぞ。

 

空いている時間というのは始発とか朝の11時台とかそんなことじゃない。これは車両よりも運要素があるが、1本前に来た電車とその後に来た電車でもだいぶ混雑度が違うことがある。これはきっと乗り換えのタイミングとか諸々の事情で発生すると思われる。はじめは運ゲーではあるが、それでも毎日特定の車両を使うようにしているとある日突然、

 

「朝8時13分に着く電車の8両目は空いている」

「朝8時17分に着く電車の8両目は混雑している」

 

みたいに傾向がしっかりと掴めるようになる。まさに継続は力なり。AI学習というやつだ。

 

 

ちょっとしたダイヤの乱れはチャンス

これは運と経験と多少の判断力が求められるが難しいことではない。

 

まずもって都内の電車はたいていどっかでダイヤの乱れが発生する。遅延とするほどではなく1分か2分そこら遅れたり、逆に早く駅についてしまうわけだ。

 

何度か書いているが都内の電車の運行間隔は早い。そのため僅かな乱れでもそれなりに影響が出る。

ダイヤの乱れと聞くと、遅れている⇒今来ている電車に乗らなきゃ、みたいな焦りがどうしても生まれる。だがこの場合でも落ち着いて駅のアナウンスを聞いてほしい。たいてい以下の2パターンの案内が流れていることが多い。

 

A:「後続の電車が遅れているため現在停車中の電車にお乗りください」

B:「後続の電車がすぐの到着となります」

 

ここでBのパターンだとチャンスである。あくまでも私の個人的体験に基づくものではあるがBのパターンだと後続車が比較的空いていることが多い

 

 

実はみんな満員電車好きなんじゃね?

ここまで書いておいてなんだが本当に大したことねーな、これ

思うんですよ。実はみんな満員電車好きなんじゃね?って。

 

だってさ、混むのがわかってる車両のところで電車待って無理やりにでも乗り込んでいく。乗り込めなかった場合でも待つ車両の位置を移動せず同じところで待つ人、かなり多いんよ。

いや、一本見逃したところでそこの車両次も混んでるから

 

もちろん乗り換えや改札とかを考えたうえでそこの車両に乗りたいという考えはわかる。だけどたいてい降りる駅ってみんな同じなわけですよ。品川とか新橋とか東京とか。結局電車を降りても人混みでなかなか進めない。結果的には後方の車両から降りても改札出る時間大差ないんじゃないかな。

 

ぎゅうぎゅうに押し込められて自由に身動きも取れず、痴漢(冤罪も含む)とかのリスクもありながら結果的にはそこまで効率よく動けない。

こんなんマゾじゃなきゃ乗らないでしょ。乗らなきゃいけないにしても少しでも楽な方法探すとか考えるとかしないのは単なるバカでしょ。

 

毎日通勤で使うルートなら意識しなくてもポイントとして書いたことは気づけるんですよ。だって俺が気づけるくらいなんだから。

 

気づいていないとすればどんだけ通勤時に頭OFFにしてんのかって話です。

もしくはあれだ。「満員電車に揺られてるアテクシ、ステキ♡」とか「男の仕事ってのはなぁ、満員電車の中で日経新聞を読むことから一日が始まるんだよ」的な意味不明な勘違い・妄想の類に酔ってんじゃねーか?

 

あとはあれかなぁ。行列好きみたいなもんで人がいっぱいいる方が安心するとか?

 

結局、他人のことなんてわからんという話。

 

なんかハック的な記事を…と思ってたら結局愚痴っぽい記事になってしまった。

 

 

あ、あとめっちゃ有効な方法があるので書いときます。

・時間に余裕がある人は急行とかではなく各駅を使う

・お金に余裕がある人は会社の近くに住む or 始発駅に住む

・さらにお金に余裕がある人もしくは親がとても優しい人は就職しない

 

お勧めは一番下の就職しないです。

それでは良き社畜ライフ社会人ライフを!

 

飲酒運転がなくならないのは自動車メーカーの怠惰である

やめなさいと言われてやめる人ははじめからやらない

 

3月。卒業式や歓送迎会や年度末の納会。4月にかけてはお花見。4月に入ればまた新歓やらなんやらとお酒が活躍する季節。

 

 

お酒に触れる機会が多くなるとやっぱり飲酒運転も増えるんだろうなーと危惧する。

 

飲酒運転で捕まれば一発で免停。累積の罰則があれば取り消しもあるくらいに飲酒運転は厳罰化されている。この法改正自体もだいぶ何年も前に厳罰化されているから飲酒運転の罪の重さを知らない人はちょっと日常生活を送れるかどうかのレベルで頭がヤバい。きっとアルコールで脳がやられてしまったのだろう。可哀相に。

 

もちろん罪の重さを自覚しながら、それでも「ちょっとくらい」という軽い気持ちで飲酒運転してる人がほとんどだろう。まあ検問とかにひっかからない限りそうそう見つかるもんでもないし…みたいな。

 

でさ、警察とか行政は「飲酒運転は止めましょう」とかセンスのかけらもないポスターを税金でつくって、なんかよくわからんキャンペーン定期的にやるけどさ。無駄だよね。いや無駄は言い過ぎか。死亡事故数自体は年々減っているみたいだし。でもゼロにはならない、絶対に。ポスター見て「あっ、飲酒運転止めよう」ってなる人ははじめから酒飲む場に車で行ったりしない、もしくは代行とか頼む人種だから。

 

www.npa.go.jp

 

 

車を運転できないシステムづくりが一番の解決法

 

飲酒運転がなくならない理由。それはモラルのない人たちがいることが直接的な原因だとは僕は思わない。根本的には運転できる能力や状況でもないのに車を運転できる状態なのが悪いと思っている。

要は呼気判定機を車に搭載して規定の数値を上回った場合はエンジンがかからないようにすればいい。それだけのことで飲酒運転はだいぶ撲滅できる。

 

だいぶと言ったのはお酒を飲んでない人が代わりに呼気判定機に息を吹きかけてエンジンをかける場合が想定されるからだ。ただその場合は明確な意思をもって飲酒運転をしたとして一発免許取り消しにしてしまえばいい。

 

ある条件をクリアしないとエンジンがかからない自動車。似たような例え話としては免許不携帯や無免許運転もだいぶ防げるようになる。

運転免許証を車に差し込まないとエンジンがかからないようにする。これだけで免許不携帯や無免許運転はだいぶ減るはずだ。この仕組みがあると、例えば認知症を理由に免許を返納した高齢者がボケて車を動かすことも防げる。特にデメリットが思い浮かばない。

 

まとめると

・運転免許証を車に差し込んで

・車に搭載された呼気判定機でアルコール量を検知したうえで

はじめてエンジンがかかる仕組みがセーフティな自動車といえないだろうか。

 

僕、こういう車を開発しないのは自動車メーカーの怠惰だとしか思えないんだよね。

上であげた仕組み、技術的にはそんなに難しくないはずなのよ。今の運転免許証はICチップが搭載されているわけだし。自動運転なんかよりよっぽど楽なはず。

 

なのにやらない。

 

きっとそこまでガチガチにすると車買ってくれる人がまた減っちゃうって恐れているんだ。

でもひとつ間違えれば人の命をいくらでも奪える危険なものでもあるのだから、そういう安全性を重視してもいいのではないかなーと思う。

 

まあ、とりあえず飲酒運転は止めましょうってことで。

 

 

 

週休3日制にすみやかに移行すべき

週休2日制は古くて時代にそぐわない

 

週休3日であっても生産性は下がらないどころか向上するらしい。

gigazine.net

 

そもそも労働はかつては7日間のうち6日は働いて残りの1日は安息日とすることが由来。日本では松下幸之助週休2日制を導入したことで一気にこの制度が広まり、今では週休2日制が当たり前になった。当たり前でない会社も数多く存在するが…。

 

でも昔の労働と今の労働ではもうまったく別物といっていい。

昔は電気がなかった。電気がないから陽が沈んで暗くなったら基本的には仕事はおしまい。それに対し今は不夜城かのごとく夜でも電気が煌々とついて明るい。

 

 

本来であるなら電気が普及した段階で週休3日を取り入れるべきだった。夜は働けないからその分働く日数でカバーしていただけであって、現代のように昼だろうと夜だろうと働ける時間が増えているのであればそれに対応するかたちで日数を減らす調整をするべきだった。

週休2日制は松下幸之助が広めた過去の制度だ。つまりは人間の都合によっていくらでも変えていいルールなわけで、現代の私たちが律儀に週休2日制を守る義理も義務もない。

 

いろいろな社会制度やシステムが時代に対応できなくなって疲弊しているが、ある意味最古の社会制度である週休制度。働き方改革などというのであればそこから検討するのが道理でないか。

各企業で個別に残業を減らそうとしても限度がある。他の企業や取引先が一様に同じような対応をとるとは限らないからだ。A社は月曜日が休みでB社は水曜日が休み…となるのはいろいろ面倒くさいだろう。

こういう動きは大きく組織的に制度を設計して舵取りする必要がある。つまり国やな。国の制度として例えば「国民の休日を土日月とする」と決めてしまえば国内の企業はそれに従うしかない。

 

ちなみに私は週休3日制なら水土日を休みにしたい派。人によっては3連休をつくりたいという人もいるだろう。3連休にするにしても土日月とするのか金土日とするのかでもわかれるかも。こういうところで生活観というかライフスタイルが垣間見えるみたいでなかなか楽しい。

 

 

 

コロコロシートは絶対斜めカット

コロコロシートは斜めカット

カーペットなどに落ちたゴミや髪の毛をとるのにコロコロを使う。

 ↓こんなやつ

ニトムズ コロコロ ハイグレードSC S C4333

ニトムズ コロコロ ハイグレードSC S C4333

 

 

コロコロの粘着シートは2~3回カーペットの上をコロコロするだけで結構なゴミや髪の毛が粘着シートにくっついてくれるので便利だ。

当然使ったら粘着シートを1枚はがす必要があるのだが、これが横一文字スタイルだとなかなかはがすのが難しい。この問題を解決したのが斜めカットタイプの商品だった。

 

↓こういうやつ

f:id:pppkagura:20190217180526j:plain

 

 

このタイプだと粘着シートをはがすのが無茶苦茶楽になる。もう、ピーーーーって感じで簡単にはがれる。めっちゃ気持ちいい。

 

この便利さに気付いてからコロコロの粘着シートは斜めカットタイプの商品を使っていた。

 

先日予備にストックしておいた分もすべてなくなり新たに補充する必要が出てきた。しかし今自分が使っている粘着シートがどこのメーカーのものかわからず(袋はとうの昔に処分してしまっていた)適当に近所のドラッグストアで斜めカットの粘着シートを購入。

これを買った。↓

f:id:pppkagura:20190217180858j:plain

 

さっそく使ってみる。

 

斜めに切れない。

 

正確にいえば以前使っていたものよりもだいぶ切れ方が悪い。それもそのはず斜めといっておきながら傾斜の角度はくらいしかないので実質どこにでもあるまっすぐタイプのようなものだった。

使用したシートもはがれにくいしはがすときの快感さも全然ない。クソみたいな、いやクソな商品だった。もう詐欺レベルの表示である。

 

速攻でゴミ箱にスラムダンクかまして処分した後、真剣に以前使っていた商品を探した。商品名もメーカーもわからない。下手したらもう販売されてないかもしれない…。

 

 

ありました。

これです。

 

念のため商品のレビュー等を漁り、そのうえでこちらの商品を購入。

 

 

 

 

 

これやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

もう忘れないように書き記しておきます。

アイリスオーヤマのカーペットクリーナーです。

大事なことなのでもう一度書きます。

アイリスオーヤマのカーペットクリーナーです。

 

もうねコロコロシートは斜めカットがデファクトスタンダードになるべき。

 

あ、激コロなんたらみたいなエセ斜めカットは地獄の業火に焼かれてろ。

 

以上現場からダイレクトマーケティングでした。*1

 

 

 

 

*1:別に私はアイリスオーヤマの社員でも関係者でもない

転職童貞は捨てれるときに捨てておけ

転職は怖くない

転職バブルともよばれる昨今。

様々なところから今が転職の最後のチャンス!といわんばかりの勢いで様々な広告を目にする。

 

この記事は

転職を考えてるけど初めてだからよくわからない、こわい

みたいな転職童貞にむけて書く。

 

といっても転職にはここのエージェントを使えとか、職務経歴書はこう書いた方がいいなんてアドバイスはしないしできない。

話せる範囲で私の体験談を書き連ねるだけだ。

 

興味がないならここで戻ってください。

 

 

 

 

 

↓ここから

就職

ときは東日本大震災が発生した2011年から私の就職活動は始まった。おそらく2009~2012あたりにかけてはかなりの不況だったといえよう。あの当時は今みたいに意識高いSNSとかはあまり活用されてなくて、みんなだいたいリクナビマイナビに登録して企業に一括応募して片っ端から説明会やらSPIを受けるみたいな方法だった。

ひょっとしたら今も大多数はそうなのかもしれないけど。

 

とにかく「やりたいこと」とか「好きなこと」を第一に考えるより、まず就職先が決まるのかという不安は強くあった。

その不安ゆえに面接なんかでは過度に緊張したりして。

まあ無能な就職活動生だったわけだ。

 

無能なりに考えて私は自分が比較的得意なことを仕事にしようと思い、IT業界を中心に受けていた。

で無事に夏前に就職先を決めた。独立系のIT企業である。あっ…。

 

正直告白しちゃえばここしか内定とれなかったというのが大きな理由。

 

 

独立系IT企業

新卒で入社したこの会社は従業員数500人ほどの典型的な二次受け企業。

それなりにスキルある人もいるし、元請けも自社開発もあるにはあるがメインの収益はF通やH立が受注した案件に二次ないし三次くらいの商流にかじりついて、自分たちだけでできない場合はパートナー企業(※SIer業界にいた人ならこのパートナーという言葉にきっと何か感じ取ってくれるはず)にさらに流すといったスタイル、もしくは準委任等で適当なプロジェクトにねじこんでいくというのがほとんど。

 

要は人出しだね。ちなみにこの人出しはオンスケでトラブルなく遅延なく進むと会社の人間から怒られこそしないが白い目で見られる。本社にいる管理職層にとってはプロジェクトが炎上し、開発期間が延長。深夜勤や休日出勤等を理由に売上(ほぼ人件費)を回収できるほうが嬉しいのだ。こわいね、大人の世界って。

 

一度事業部の目標が大きく達成され、ボーナスが110%支給された年があったが、その裏では某巨大プロジェクトが炎上して、当時のメンバー全員が月間350hオーバーの稼働で乗り切っていたという。

 

私個人の話に戻ろう。私は最初に銀行の統合案件にアサインされた。金融機関というのはセキュリティに厳しいので、持ち帰りなどまずできない。客先常駐である。

 

そこで1年地獄を見た後、急遽本社に戻ることになった。受託案件で人が足りないとのことだった。このプロジェクトは3年くらいかかわった。

 

この時点で私は明確に転職を意識していた。実際この頃には同期数名が会社を辞めており、挙句後輩もバンバン辞めていっていたからである。

 

結局次の常駐案件の途中で転職先が決まり無事退職することができた。*1

 

転職してわかったこと

一つは企業なんてどこも大差はないということ。ある意味SESの企業にいて良かったことの一つだと私は思っている。なぜなら自社と客先という複数の企業文化を体感できたからだ。

一つの環境しか知らないと今自分が置かれている状況が良いものなのかそうでないのかといった相対的な評価が難しい。一般に転職に対する不安に「今より待遇が悪くなるんじゃないか」という考えはどうしてもよぎる。

 

だがよほどのドブラックな環境だったり法律に違反する行為でない以上、サラリーマンは上から言われたことを粛々とやるという一点が重要。そこにあまり大手や中小といった垣根は大きくない。

違いが出るのは一緒に働いている人間関係に起因することだろう。福利厚生も充実して給与も高い会社であっても同じ現場の人間から疎まれたり嫌がらせを受ければ鬱になるように。

そこは四季報やWEBサイト、あるいは会社見学等をしても見抜けるわけではない。まさに「入ってみないとわからない」領域であるために難しいのだが。

 

あともう一つは転職をすることによって何か自分に劇的な大きな変化が生まれるのではないかと思ってたけどいざ転職してみても何も変わることはなかった

転職にあたって引っ越ししたりということもなかったので、ぶっちゃけ入社して3ヶ月くらいは常駐先が変わったというくらいの感覚でしかなかった。

これもSES出身ならではの感覚かもしれない。

 

結局何が言いたいのかというと、転職は人生を変える決断だけど人生そのものは1回こっきりでは激変しない。だからあまり恐れる必要はないよということ。

S〇Xと同じである。経験する前はとんでもないことだと思ってたけど、実際やってみると「あれ、こんなもんか」みたいな感覚。

 

労働力の流動化が進むことで転職経験の有無は重要なファクターとなる。

転職経験がある人は確実に複数社から採用を受けたという実績になるからだ。信用実績を積み上げたということになる。

もちろん短期間で職種も業種も頻繁に変わっているような転職歴ではマイナスだが、例えば新卒で入社した会社に5年、2社目は専門スキルを活かした立場で3年、3社目はマネージャーとして2年という経歴の10年選手はそれなりに魅力的にうつるはずだ。

 

これが新卒で入社して部署異動はありながらも同じ会社で10年勤めただと、決してマイナス評価ではないが、採用する側からすると現在勤めている会社に最適化されていて自社に適応できるのかという不安や、スキル面もその企業内でしか通用しないスキルしか身についてないのではという不安をもつ。

(実際はどの企業も大差ないのだが、不思議と面接官はそういうことを気にする)

 

転職経験ゼロは将来に対するリスクとなりうることは頭の片隅にでもいれておきたい。

 

 

*1:この常駐先での出来事はあまりにプライベートなことなのでとても書けません。一言だけ言えるのはメンタルに関する問題ということだけです。